ベビーカー 買取査定の解説

実際に使っているとどうしてもついてしまうベビーカーの傷や汚れ。売りたいと思っているベビーカーにも傷や汚れがあるけど、どの程度の汚れだったらマイナス要因?しょっちゅう売却するものならまだしもベビーカーはそんなに買うものではありませんから、査定がどんなものかもよくわらない方が多いのではないかと思います。

ちょっとぐらいの傷で値段が下がってしまうのでしょうか?そうとも言い切れるわけではありません。通常使用に伴う傷汚れ程度なら減額になってしまうことはなく、酷い傷汚れなどがあった場合にはマイナス査定となってしまう場合があります。では具体的にどんな状態だとマイナス要因となるのか、どんな場合に高く売れるのか実際に査定時にあったケースを元に査定の手順から順に解説したいと思います。

ベビーカーの査定で見る項目

お売り頂くベビーカーを拝見するときにチェックする項目はおおよそ次のような感じです。

  • 車輪の動作・ストッパーの効き
  • 幌の状態・シートの状態・荷物かごの状態
  • 開閉動作
  • タイヤの減り
  • 付属品の確認

おおよそ以上のような項目を確認していきます。確認しながら以下の項目が見つかったら・・・残念ながらマイナス要因として減額になってしまいます。逆に問題がない場合は高く買取が可能なお品の可能性が高くなります。

マイナス要因になるケースと高く売る方法

付属品が足りない

マイナス要因となるケースのチャンピオン!新品時に付属していた細かい部品が足りないなど付属品が足りないケースです。

説明書は最近ではメーカーサイトで用意されているのでマイナスとなることはありません。それではどんな付属品が足りない場合にマイナスとなるかをお知らせします。

インナークッション

最近のベビーカーではシートの上にクッションが付属されているものが数多くあります。新生児のあかちゃんを乗せるときだけに使用するクッションがソレです。クッションの中にショック吸収パッドが入ってたりもするので、1つなくしただけで実は2点欠品だったりするのです。

お客様から「クッションが一つないだけで減額が大きい!」とお叱りを受けることもあるのですが・・・クッションがない状態ですと次に買われる方の敬遠率がすごいのです。中古品とはいえ重要な付属品が足りないものはやはり候補からはずしますよね。。。またクッションがないと使用月齢が短くなってしまい商品価値が下がってしまうこともあります。

ベルトカバー

ベルトカバーの不足は付属品が足りないケースの中でもとても多いケース。ベビーカーの場合は肩ベルトのカバーと股ベルトのカバーが付属している場合が多く、付け外しするベルトについているものなので、いつの間にかなくなってしまうことが多いようです。

レインカバー

新品時に付属しているレインカバーがない場合は減額になってしまいます。アップリカやコンビのベビーカーは別売りなのですが、エアバギーは新品時に付属していますのでエアバギーのベビーカーを売却される際は必ずご準備下さい。

高く売るには付属品は見つけておく!

査定時に足りない付属品は後から出てきてしまうこともよくあります。付属品がすべて揃っていれば高く買取が可能になりますので、査定するまでに足りない付属品があればご準備下さい。

各部の汚れ・いたみ

多少の汚れでマイナス査定となることはありません。ではどんな汚れやいたみがマイナスになってしまうでしょうか?

日焼け

マイナス査定レベルナンバー1です。。。日中いつも日差しが当たる場所に置いている物は要注意!特に黒・赤や茶色など色の濃い物は色あせしやすいようです。室内などにおいてあるとわかりにくい場合もありますが、しっかり確認するとわずかに色あせがあって大幅減額・・・なんてケースも結構あります。玄関内に保管しているものなら日焼けの可能性は極めて低いと感じます。ベランダや廊下などに保管している場合は高確率で退色が進行しています。日があたる場所に保管する場合はカバーをかけるなどの対策が必要です。

カビ

シートや幌の内側などにカビが発生している場合があります。風通しの悪い場所に保管している場合に多いようです。ベビーカーの場合、黒点のカビが発生するケースが見られます。症状が軽いものなら買取可能ですが、深刻な状態になると買取ができなくなる場合もあります。売るタイミングでこの記事をご覧になられていると思いますので今からでは難しいかもしれませんが、ベビーカーは風通しのよい場所に保管しておきたいですね!

食べこぼし跡・シミ

多少の汚れなら全く問題ないのですが、ガッツリシミがついてしまっている場合は専用クリーニングが必要となるため、マイナス要因となります。また食べこぼしからのカビ発生というコンボ技が発生してしまう場合も・・・

ハンドルスポンジのひび割れ

ベビーカーを押すハンドルのひび割れです。フックなどを後から設置する際に傷がついてしまったり、使っているうちに引っかけてしまい傷が入ったり・・・。スポンジ部分は交換ができない為、どうしてもマイナス判定となってしまいます。エアバギーの一部モデルでは革ハンドルもあり、革の表皮が剥がれている場合などもマイナス要因となってしまいます。

見える部分のお掃除だけでもOK

長年使っているものなので、傷や日焼けなどどうにもならない傷みは仕方ありませんが、食べこぼしや簡単なお掃除をして頂くだけで高く売れることもあります。付属品チェックとご一緒に簡単なお掃除もぜひ行って見て下さい。

その他

上記以外のケースでは、過走行でタイヤが極端に減っている、車輪ストッパーが壊れていて車輪が止まらない・ストッパーが固定できずカラカラ音が鳴り続けるもの、オート4キャスの破損不動、リクライニング機構の破損やお子さんの噛み跡などなど・・・通常使用に影響が出る不具合があった場合は買取をお断りすることもありますが、この項目の不具合は普通に使っていればまず起こらない不具合です。

まとめ

ベビーカー査定で高い価格で買取するお品と値段が下がってしまうマイナス要因(減額要因)を記載してきました。価格が下がってしまうケースをまとめて書いたこともあり、ちょっとしたことで減額になるんじゃないかと感じた方も多かったのではないかと思いますが、実際はそんなことはございません。部品が揃っていて普通に使えればそんなに減額になることはありません。当店ではお問い合わせ頂いた際に事前に簡単な状態確認をさせて頂いてお値段をご提示しますので、事前査定と実際の買取額の乖離が発生するケースも極めて稀なケースだと感じています。

実際に訪問した際、ベルトカバーやクッションがどこにしまったかわからず欠品減額となってしまうこともよくあります。売却前に不足がないかお調べ頂き不足している場合はご準備頂くだけで査定額からのマイナスが発生することもなくなりますので、ご予約頂く前に一度ご確認下さい。お問い合わせ頂ければ新品時に付属している物がなにかをお伝えすることも可能です。ご不明な点があればお電話・メール・ラインなどでお気軽にお問い合わせ下さい。